Wakaの週末ハイキング- 山の歩き方 -

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標高2000M雲上の名湯と一面の雪景色〜秘湯・高峰温泉でスノーシューハイク〜

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日程:2017年2月18日(土)~19日(日)

目的地:高峰高原、水ノ搭山~東篭ノ搭山

宿泊:高峰温泉

目的:(1日目)ゲレンデスノボ (2日目)スノーシューハイク

メンバー:14名

 

 

www.takamine.co.jp

 

2月18日(土)晴天

朝9時半に、アサマ2000パークスキー場の駐車場に到着です。金曜日に春一番の強風が吹き、寒波を心配していましたが、予想は外れ素晴らしい天気に恵まれました。

 

雪山用ジャケットを着込み、ゲレンデに出発。道具をレンタルし、スキー場の中で一番斜度のあるコースで練習をしました。スノーボーダーの姿は少なく2割程。8割はスキーヤーです。一昨年スノボを初め、昨年骨折、だめだめの初心者なので懸命に練習しました。正直、今回はあまり上達しませんでした…。(泣)

 

15時15分に雪上バスが迎えに来てくれ、旅館まで向かいます。乗車人数が多かったため、助手席に乗りました。けっこう特等席でした。


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日本秘湯を守る会の宿。初めてこのような旅館に泊まりしたが、至れり尽くせりで感激しましま。まさにおもてなしです。入館早々そば茶とくま笹茶が飲み放題なのにビックリ。時間でイベントが開催され、夜は星空観察会、朝は野鳥観察会、他にも色々な催しがありました。早速温泉に入りに行くと驚いたことがもう一つ。洗剤が置いてありません。泉質が創生水と呼ばれるもので、油を分解する作用があるらしいです。化粧水もいらないとのこと。確かに化粧水をつけなくても肌が張ることはありませんでした。

ただ、洗剤で洗う事に慣れた現代人には落ち着かない人もいるんじゃないかと思います。

露天風呂は入り口から雪上を50メートル歩いたところにあります。一度に男女各4人しか入れません。入浴可能時間も12時から17時までの限定。今日は残念ながら入ることができませんでした。

 

19時からは食堂に集まり夕飯。豪華でかなりボリュームがありました。満腹です。

写真は食事の一部です。この後ジャンジャン出てきます。

この鍋、美味しかったです。
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夜にフロントへ行くと、五平餅が置いてありました。暖炉の火で炙って、味噌をつけて食べてくださいとの説明書き。お腹いっぱいでしたが食い気が張ってついつい美味しく頂いちゃいました。23時頃に就寝。

 

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2月19日(日)晴天 強風

朝は5時に目がさめます。一人で朝風呂に浸かりにいきました。

7時半から8時までは高峰温泉主催の野鳥の観察会に参加しました。

ガラスの外にある餌箱に旅館の人と、女の子が餌をやりに行くと、次第に鳥たちが集まって来ました。まずは体の大きいホシガラスの群れが食べに来ます。その後小さな鳥たち、シジュウカラやコガラ、アカゲラが食べに来ました。鳥たちの中でも食べる順番が決まっているみたいです。

デジカメを使って、夢中で鳥を撮影しました。小さくてすばしっこいのでなかなか追えませんが、ずーっと見ていると鳥たちが止まる枝や場所がある決まった場所だということが分かって来ました。そこにピントを合わせていると、予想通り鳥が止まってくれます。シャッターチャンスです。何枚かは大きく撮影することが出来ました。

 

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ホシガラス。目線の先には餌箱があります。

身体も大きく、いちばん最初に餌を食べに来ました。

 

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シジュウカラゴジュウカラもいましたが撮り損ねました。なかなか強者でホシガラスが居る中で餌を狙っていました。(笑)

 

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ヤマガラ。初めて知った鳥です。

 

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アカゲラ。見た目がキツツキに似ています。

 

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コガラ

 

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カワラヒワ

 

フロントで水筒にお茶を入れてもらい、スノーシューハイクに出発です。高峰温泉から、水ノ搭山、東篭ノ搭山、池の平まで、帰りは林道を歩き温泉まで歩きます。

高峰温泉ではなんとスノーシューを貸し出してくれます。初めてのスノーシューは楽しく歩くことができました。雪の上がこんなにも歩きやすくなるなんて驚きです。アイゼンは重いしツボ足は雪に埋まるしでかったるく感じてしまいますが、スノーシューはむしろ歩きやすいです。これを考えた人はすごいと思います。

途中見えた浅間山からはものすごい噴煙が立ち上っていました。稜線に着くと強風。空は雲ひとつなく素晴らしいですが、かなり凍えます。写真を取るために手袋を外すと、みるみるうちに冷えて凍傷になりそうでした。近くの樹を見ると、立派な「海老の尻尾」ができていました。

 

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高峰温泉に帰ると、昨日入り損ねた露天風呂に直行します。チェックアウトは済ませていますが温泉に入って良いとのこと。私たちのパーティーは人数も多いので荷物置き場まで作ってくれています。高峰温泉は本当に親切な旅館です。

温泉は一人も入っていなく、貸切でした。

昨日滑ったゲレンデも近く、スキーの大会をやっているような放送が聞こえてきました。体の芯まで温まり、風の吹いていないタイミングを見計らい湯船を出まふ。それでも湯から出ると思わず寒っ!と叫んでしまいました。標高2000メートル、雪山の上で裸なんて…さすがに厳しいてす。(笑)

 

いよいよ帰り支度を済ませ、雪上バスに乗り込みます。今回も助手席に座りました。

 

初めての秘湯は本当に素晴らしかったの一言です。

帰りに日本秘湯を守る会のスタンプ帳を貰いました。3年間で10個のスタンプを集めると一泊招待になるそうです。なかなか集めるのは難しそうてすが気負わず持っていようと思います。

 

今回はゲレンデスノボにスノーシューハイクとかなり盛りだくさんの内容でした。事前にお手軽だから大丈夫だと言われていましたが、軽く筋肉痛になってしまいました。

それでも、今回は秘湯の素晴らしさを知ることができ、本当に良い時間を過ごすことが出来ました。

今回の旅は所属している山岳会で行きました。私よりも二回り、三回りも年上の先輩方は楽しい事をたくさん知っているし、たくさん教えてくれます。

今回もこのような場所に連れて行ってくれて本当にありがたいです。

これからもいろんなところへ行きたいです。楽しい事をもっとたくさん知っていきたいです。