山頂で食べる朝ごはん!榛名富士ハイキング
夏の長期休暇最終日。地元に帰らなければいけないので、手軽にサクッと登る事の出来る山に登りたい。
前日「榛名黒岩」にいたので、そのまま夜は榛名富士の麓で過ごし、翌朝朝一で「榛名富士」に登ってきた。
ついでに朝食も榛名富士山頂で食べた。久々にピクニックのような山登り。とても楽しかった。
日 時 2018年8月18日(土)
山 域 関東・榛名山(榛名富士)1,390.5m
目 的 山頂で朝ごはんを食べる
コース 6:10駐車場ー6:45榛名富士山頂駅ー6:53榛名富士ー7:00朝食8:20ー8:50駐車場
標高差 303m
累積標高 (上り)324m・(下り)325m
天 気 晴れ
人 数 2人
国土地理院(YAMAPログ)
小さな富士山
朝6:10登山開始。
片道40分程で、手軽に登れるため、山頂で朝ごはんを食べる事にする。
前日、伊香保のコンビニで購入したソーセージやお茶、持参したパスタ類を全て背負い山頂に向かう。
榛名湖のほとりにあるビジターセンターよりスタート。
見上げれば山頂が見える。榛名富士はその名の通り、綺麗なお椀型をした山だ。
確かに富士山に似ている。見れば見るほど登りたくなる形をしており、今回念願叶って登ることができてラッキーだった。
榛名富士は、直登こそすればきっと厳しいと思うが、その登山道は葛折りについているので、比較的楽に登ることが出来る。ゆるゆると高度を稼いでいく。
まだ6時代の榛名富士は誰一人登っていないようで、人とすれ違う事は無かった。
ほどなくして、上方向がひらけて空が見え、榛名富士山頂駅に到着した。
山頂駅の隣にある展望広場に足を運んでみる。
遠くに、富士山が見える。
今日はここから、あの富士山のところまで帰らなければいけない。
山頂へ
山頂までは階段を登り、さらに少し歩く必要があるようだ。
山頂神社に到着。
神社には特に標識といったものが見当たらなかったので、赤い神社と共に写真撮影。
朝食タイム
再び元来た道を戻り、展望広場にて朝食。
幸い、貸切状態だったので、近くにあるテーブルを占領させてもらう。
パスタを茹で、ソーセージを焼く。
コンビニで買った出来合いのものも並べる。
そこまで、手の込んだ料理というわけではないが、私にとっては久々に豪勢な山ごはんだった。
もともと私が登山を好きになったきっかけというのも、山で食べるご飯が美味しかった。というのが理由の一つにある。
1時間以上まったりと過ごし、作りすぎて大盛りになったパスタを完食して満腹になった。
下山開始
帰りでは、登ってくる方々と多くすれ違った。
8:50駐車場到着。
今回のまとめ
今回は、榛名富士という憧れの山に登れた事が嬉しかったのはもちろんだが、久々に山頂で食べるご飯の美味しさを思い出した。
こういう楽しみ方もたまには良い。
山を始めた頃は、テント泊で縦走する時もわざわざ山頂まで歩いてから朝食を食べていたり、山での食事にはこだわっていた。
以前中央アルプスの主脈を縦走した際に、南駒ケ岳の山頂で朝食を食べたことがあるが、最高の展望の中で食べる朝食は絶品だった。
甲斐駒ケ岳の山頂で食べたこともあった。あの時は少し風が強かった。
最近は「効率化」「軽量化」重視になってしまった為に、さっと手早くテント内で朝食を取ることが多くなってきた。頑張って重い食材を運ぶことも少なくなってきた。
色々と時間や労力を節約したい場合に、食事を削るのが最も手っ取り早いからだ。
でもそればかりでも、なんだか寂しいような気がする。もともと好きだった「山ごはんを楽しむ」事をしばらく忘れてしまっていたように思う。
今回、榛名山に登ったおかげで、1つの「山の楽しみ方」を思い出すことが出来た。
これから冬山シーズンに入る。気温も低いし、天候が安定しない中で、屋外で腰を据えて食べる事の出来る機会は少なくなるが、生ものが腐りにくいという点では大きなメリットがある。
雪山では雪山らしい「山ごはんの楽しみ方」をやってみたい。
雪洞掘って、中で焼肉パーティーをやってみたらとっても楽しそうだ。
おまけ・イニシャルDについて
ここ、榛名山は「イニシャルD」というアニメの舞台であるらしい。
土産物屋にはイニシャルDのお菓子が売っていた。
私は全く見た事がなかったが、相方が面白いよと言っていたので、物は試しと、帰宅後にイニシャルDのアニメを見てみた。
そしたら、なんとなんと、面白い。いつの間にやら1期全て見終わってしまった。
アニメ内では「榛名山」は「秋名山」と呼ばれているが、見覚えのある風景がいくつも出てくる。
主人公は峠で走り屋としてバトルをするのだが、その戦場となるのがまさに榛名から伊香保にかけての峠道だ。
アニメを観てなければただの山道だが、観ることにより価値のあるものに変化する。
こんな事なら、ここへ来る前にアニメを観ておけば良かった。