バックカントリースキーで靴擦れ!怪我の備忘録
焼岳バックカントリーに行った時に怪我をした話です。
靴擦れが悪化して、病院に毎日通う羽目になりました。
※患部の写真もアップしてます。グロテスクなのが苦手な方はごめんなさい。
靴擦れになりました
2018年3月18日(日)に北アルプスの焼岳へBCに行きました。
そこで、酷い靴擦れになってしまいました。
とりあえず、患部の状態です。(怪我から4日目)
登山開始前から、水ぶくれが出来ていました。大きな絆創膏を貼り付けて応急処置。
登山中も痛みはありましたが、何より下山を急ぐ必要があったため、構わず歩き続けます。下山して安心した時から、足の痛みが顕著に。
スキーブーツを脱ごうとしたら足首からも激痛が。
この時は、靴擦れの皮が破れたのかな?程度にしか考えていなかったので、いちいち靴下を脱いで確認することもしませんでした。スニーカーに履き替える時も激痛でしたが我慢して無理やり履きました。
その後温泉に行って脱衣所で初めて靴擦れを目の当たりにした時、予想よりも酷い状態になっていて、思わず「ナンジャコリャ?!」と悲鳴をあげてしまいました。 流石に湯船に浸かれないので、シャワーだけ浴びました。
幹部はグチャグチャしててよく分からない状態。夜は、早く乾燥してカサブタになってほしいという思いから何も貼りつけず就寝。
翌日病院へ
3月19日(月)、翌朝患部を見ると、昨日よりも赤黒く、膨らんでおり痛みも強くなっていました。
痛くて歩くのも大変。最初は病院に行こうなど考えてませんでしたが、家族のアドバイスもあり会社を休んで病院へ行くことに。
今思えば、この時病院へ行っていて本当に良かったと思います。
ネットで調べていると、「靴擦れを庇って歩いている間に捻挫になってしまった。」という方がいました。
私も足首まで腫れてしまっているので、念のため整形外科と皮膚科の両方ある病院に行くことにしました。
足首の腫れはどうやら炎症を起こしてしまっていたようでお医者さんに「酷いねぇ」と言われました。
ベロベロになった皮を、全て剥がしてしまった方が良いとのことだったので、麻酔ジェルを塗布した後に、ピンセットで皮をベリベリ剥がしてもらいました。
麻酔が効いてるから痛みは感じませんでしたが、「剥がされてる感じ」はしました。
その後、特殊なスポンジを当てられ、包帯でぐるぐる巻かれました。
何より怖いのが、このまま放置すると細菌が繁殖してまた別の病気が発症してしまうそうです。(病名は忘れました)
その日から、傷の消毒、スポンジと包帯の取り替えのため、病院がある日は毎日通うことになりました。しばらくお風呂は禁止です。
また、毎食後に抗生物質を服用することになりました。
患部の状態
3月20日(火)怪我から2日目の状態。足首まで炎症を起こしています。
3月21日(水)病院お休みです。
3月22日(木)怪我から4日目の状態です。炎症は治ってきました。
傷が痛いと言ったら、ロキソニンを処方してくれました。
飲むことで痛みは無くなりましたが、ついつい普通に動いてしまい、負担をかけたのかいつもよりスポンジに血が滲んでしまいました。
まだまだ、体液のような血のようなものが分泌されています。
3月23日(金)炎症が完全になくなりました。抗生物質の服用を止めました。
毎日通院が無くなり、次は3日後でいいよとの事。
3月26日(月)怪我から8日目です。
だいぶ回復している!!傷の浅い部分は皮が再生しました。
本日にて通院終了、これからは市販のキズパワーパッドでOKとの事です。
3月27日(火)怪我から9日目です。病院で貼ってもらったキズパワーパッドみたいなものを、未だに貼り付けています。
3月28日(水)怪我から10日目です。傷が深かった場所も、皮膚が再生してきました!(足が汚いのはお許しください><)
治るのに、長い時間がかかると思っていましたが、意外と1週間でここまで回復してくれました。
山に行けない代わりにBBQへ行って肉を食べまくったお陰かもしれません。他にも会社の飲み会とかでとにかく肉を食べました。
一時は絶望しましたが、着実に回復へ向かっていて良かったです。
ただ、また怪我しても困るので、もう少し治るまで山もスキーもお休みです。
(気持ちとしてはとても行きたい・・・)
今回の原因
今回の原因を考えてみます。
まず、焼岳へ行く段階ですでに靴擦れが出来ていました。
両足の内側、土踏まずと踵の中間くらいの場所です。
左足はすでに水泡も破裂した後で、皮膚も乾燥して大丈夫そうでした。
問題の右足は、絶賛成長中の靴擦れで、水泡もパンパンでした。
行く前に、「このままだと痛くなるかな?」とは思いましたが、所詮靴擦れなので我慢すればいいと思ってでかい絆創膏だけ貼って出発してしまいました。
原因2はゲレンデブーツを使用していることかもしれません。
私のブーツはウォークモードが付いていますが、購入時に店員さんが教えてくれたのは「ゲレンデでトイレ行くときとかそのくらいの距離で使うやつです。」とのこと。
今回の焼岳で、山スキーブーツと比較する機会がありましたが、明らかに膝の曲がり具合が違います。
膝が曲がらないからバックルを全開にして履きますが、まだまだ山スキー用には及ばない。しかもバックル全開にするとそれだけ靴擦れのリスクも高まるらしい。
私はこれ以前に、安達太良山、菅平の根子岳、乗鞍岳の剣ヶ峰へBCへ行きましたが、安達太良山と根子岳では問題なし、乗鞍岳では水ぶくれが出来ました。
この違いは「CTの長さ」や、「ブーツで歩いた距離」かもしれない。8時間以上歩いたり、スキーブーツで急登を登ったりすると、靴擦れになるのかもしれません。
「行く山によってはゲレンデブーツで事足りるが、そうではない山もある。」
という事だと思います。
ちなみにゲレンデブーツ単体だと、ソールに凸凹がなくて、ちょっとした所でも滑るので、歩く場合は必ずアイゼン(12本爪グリベルの登山用)を付けています。
対策として
ゲレンデブーツでも、根子岳のような、時間の短い山であれば問題無いと思います。
しかし私の目標はもっと北アルプスの沢筋を滑れるようになる事です。
ゲレンデブーツを履き続けても、いつか必ず同じ怪我をすると思います。
せっかく治ったのにそれは勿体ない事です。来年は山スキーブーツを購入しようと思います。