毛無山@夏の縦走トレーニング 山梨と静岡の県境を歩く
山梨県南巨摩郡身延町と静岡県富士宮市の県境にある山「毛無山」(1,946m)へ行ってきました。
近くには、ダイヤモンド富士で有名な竜ヶ岳や、雨ヶ岳、天子ヶ岳、長者ヶ岳もあり
縦走することも出来ます。
この毛無山単体だけでも、アップダウンがあるため夏山トレーニングにぴったりです。
日程 |
2017年7月9日(日) |
目的地 |
不動ノ滝~毛無山~地蔵峠 |
目的 |
夏の縦走トレーニング |
天気 |
曇り(展望望めず) |
メンバー |
2人 |
今回の装備は
今回の目的は「夏の縦走に向けたトレーニング」です。
私は今年のお盆は北アルプスに篭る予定です。
夢の10日間…。ただそうなると荷物もかなり重くなりそうです。
さすがに練習しないとマズいかも。
60ℓザックに寝袋とか色々詰め込み、12キロを背負ってのハイキングです。
それでも12キロだけって。トレーニングにしては優しい。
結構家の山グッツをかき集めたつもりなのに案外軽かった。
重さを増やすのも結構難しいと思いました。
毛無山を登る!
7:00に毛無山の駐車場に到着。
団体さんがいて、結構賑わっていました。
駐車料金500円をポストに入れて、いざ出発です。
最初から道間違える?!
しばらくは林道歩きです。
広くて歩きやすい…。
この道を進んで行く。
と、思ったら道がいきなり下り坂に。
「あれ?」と思ってログを確認すると全く違う方向に進んでいた!
早い段階で気づいてよかったです。
上の看板のところまで引き返す。
もう一方にこんな道が続いていた。
かなり明瞭に「毛無山入口」「登山ルート」と書いていある。
なぜさっき間違えたのか…。
疲れて視力が低下してたかも。
気を取り直して改めて出発。
さっき、間違えた道を突き進んでたら、やる気なくして登っていなかったかもしれません。
早い段階で気づいて本当に良かったです。(笑)
一合目からスタート
道が2つに分岐しています。
帰りは左の「地蔵峠方面」から帰ってきます。
「一合目」の看板が現れます。
ここから山頂に至るまでに「九合目」まで設置されています。
どこまで登っているかが分かりやすいです。
良いことなのか悪いことなのか…。
急登を登っていきます。
今日は結構涼しいです。今のところ虫もおらず快適。
ところどころ岩場があります。
不動ノ滝
不動の滝展望台に到着です。
高いところから細くて勢いのある水が落ちています。
去年見たときは水が少なくて、拍子抜けしてしまいましたが、年によって水の増減があると分かって良かったです。
レスキューポイントに到着
緊急時にヘリが止まる広場がありました。
広場といってもヘリポートとしては狭い気がしますが。
続く急登
私の持ってる本には
「毛無山は体力勝負の山歩き」
「毛無山の特徴は九合目まで平坦なところはないということ。道は全て登っているので体力が必要だ。」
とあります。
だいたいそんな感じです。
それでも「〜合目」の所は決まって小広くなっているので
休憩することができます。
たまに平坦な道も現れます。
そのあとすぐに急登が待ち構えていますが。(笑)
富士山展望台
途中、「喉乾いた〜」といって休憩しようすると
ちょうどすれ違ったトレランスタイルの人が
「あと少し歩けば富士山展望台がありますよ。」
と教えてくれた。
じゃあもう少し頑張るか。
って、山登る人の「少し」の基準てどれくらいなんでしょう。
10分ほど歩いて到着。
多少の急登はあったもののすぐで良かった。
残念ながら富士山は雲隠れ。
スペース的には広くて休憩しやすかったですが、ここにきて羽虫が大量にたかる!
顔の周りをブンブン飛び回る。鬱陶しいことこの上ない。
最近ホームセンターで買った虫あみネット(400円)をいよいよ顔に装着。
ネットに大量の羽虫が止まりますが、幾らか楽になりました。(笑)
地蔵峠分岐へ到着
ついに稜線まで出ました。
お疲れ様でした。
「北アルプス展望台」とある岩によじ登る。
連なる山々は残念ながら雲で隠れていました。
南アルプスは少し見えていました。
なぜ看板に「北」とつけるのか。南アルプスの方が見えやすいと思います。
毛無山の頂へ
ついに山頂に到着。真のピークはさらに歩かなければ行けませんが
私たちはここまで。
富士山、頭がちょこっと。
疲れが吹っ飛ぶ!アイスコーヒー
大学生くらいの団体も来ていて、山頂は賑わっていました。
そんな中、端っこにスペースを確保してランチタイム。
今回は、アイスコーヒーを作りました。
これ、ナイスアイデアです。最高に美味しい!
暑い夏にピッタリです。今後のハイキングにも採用です。
駐車場の団体さんも山頂に到着したようです。
1人のマダムが、「このミニトマト、良かったらどうぞ」と、家で作ったと言ってトマトをくれました。
冷たくて、暑い身体に染み渡る。
美味しい!よその人にもくれるなんて…。とても親切な方でした。
地蔵峠へ
先ほどの分岐まで引き返し、下山開始です。
以前行ったときは雨に降られてしまい、この沢コースは危険と判断し歩きませんでした。
初めてのコース、楽しみです。
歩きやすく、リズミカルに下っていきます。
「地蔵峠」に到着です。
地蔵峠からは悪路
地蔵峠から稜線を外れて、駐車場に向かって下っていきます。
ここからは歩きづらい道でした。
がれ場をつづら折りに下ってゆきます。
落石を起こさないよう注意です。
沢をいくつか横断。
赤テープ見逃さないよう注意です。
道幅の狭いトラバースも多数。
沢沿いルート雨の日は危険
だいぶ下ってきました。
流れの豊かな沢を横目に歩きます。
渡渉ポイント2箇所。
かろうじて水面から飛び出している乾いた岩の上を渡りました。
雨の日は、増水して道が完全に消えていると思います。
かなり危険です。
登山道から外れた踏み跡が沢に続いていました。
少し寄り道。汗だくになった顔を洗う。
涼しくて気持ちいいです。
最初の分岐に到着。
無事に下山しました。
下山後のお楽しみ
帰りは朝霧道の駅に立ち寄り。
400円のソフトクリームをいただきました。
今回のまとめ
雨の日「沢コース」は無謀!
以前、毛無山に行ったのは去年の6月ころ。
そのときは途中から雨が降り出したため、沢ルートは諦め、不動の滝ルートのピストンをしました。
今回、ずっと歩きたかったコースを歩くことができて良かったです。
ただ、雨の日はやっぱり危険、歩くべきではないと思いました。
渡渉の他にも狭いトラバースも多くあり、登山道のコンディションが悪くなると下手したら怪我だけじゃ済まないかもしれません。
夏の縦走トレーニング成果は
一年前の毛無山は、まだまだ体力もなかったため、ついていくのが精一杯で必死でした。
今回は夏山トレーニングということで、12キロを背負って登りました。
コースタイムとしては登りから下山まで6時間40分
(内、道間違え10分、お昼ご飯30分)
山と高原地図のコースタイムは6時間なので、ほぼほぼ時間通りでした。
息切れもせず、余裕を持って登ることが出来ました。
以前と比べて自分の成長を実感して嬉しいです。
12キロの重さにも慣れて来ました。
もうすでに7月中旬です。
8月はビッグイベントが目白押しです。
山を楽しむために体力は必要不可欠!頑張ります。