初めての八ヶ岳登山!~西天狗岳・東天狗岳日帰り周回~
夏に初めての八ヶ岳に行ってきました。
日帰りで初心者にも歩けて、体力に自信がなくても大丈夫なところはないかと調べたところ、北八ヶ岳の「西天狗岳・東天狗岳」の周回コースを発見。
ここだったら大丈夫かな?と次の目的地に決定。
準備を整え出発です。
日程 |
2016年7月23日(土) |
目的地 |
八ヶ岳 西天狗岳・東天狗岳 |
目的 |
標高2,000m超の山に登る! |
天気 |
曇り |
メンバー |
4人 |
今回、下界は曇り。
なんとなく怪しい天気。
不安を残しながらもいざ出発です。
1.唐沢鉱泉から第一展望台を目指す
今回私たちがとったルートは反時計回りのコース。
天狗岳へ行った後に黒百合ヒュッテを経由して帰ります。
まずは樹林帯を歩きます。
長い長い道。つづら折りにゆっくり登っていきます。
苔むしたような木々が綺麗。癒されます。
涼し…くはありませんでした。
次第に汗がジワリと浮かびます。
樹林帯のため全くの無風。
ほどなくしてベンチのある場所に到着します。
「枯尾の峰」との分岐点です。
ここからもしばらくは樹木のある尾根道を歩きます。
そして、次第にハイマツが姿を現します。
第一展望台へ到着しました。
展望が広がります!
甲斐駒ケ岳が見えました。
結構ガスっています。
第一展望台の次は第二展望台です。
再び樹林帯の道になりました。
天狗岳の標高は約2,400m。ハイマツは2,500mあたりから生えるそうです。
ちょうど中途半端な高さのため、ハイマツと普通の木々がミックスしています。
第二展望台からは、「西天狗岳」が。
これからあそこを登るのか…。
なかなかの急登が想定されます。
私はこういう急登は結構好きです。
アスレチックみたいで楽しいので(笑)
登っている最中、下界からすごい勢いでガスが駆け上ってきました。
目視でも明らかに分かるほど凄まじいスピードで怖いくらい。
雲に負けないように、足早に山頂を目指します。
西天狗山頂に到着です。
残念ながらガスの中。負けてしまいました…。
第二展望台から山頂を眺めた時は、くっきり見えたのにあっという間にこの状態。
山頂でトレイルランナーの方とお会いしました。
西天狗はガスってるけど、東天狗は大丈夫だと思うよ。とのこと。
ここら辺は雲の流れが早いみたい。
ガスったり晴れたり、忙しい山たちです。
2.絶景の稜線漫歩!
さっきはああ言われたけど、やっぱりガスとれないじゃん。
と思ったら…。
取れた!!
東天狗を目視で確認。
ドヒャー。
南八ヶ岳方面。目前にあるのは根石山荘でしょうか。
今日は曇りがちですが、もし晴天だったらかなりの絶景だったに違いない。
赤岳は見えず。
東天狗山頂に人がいるのが見えます。
あともう少し…。
山頂に到着です。
ちゃんとした標識はなく分岐看板がその代わりです。
西天狗を振り返ると、いつのまにかガスが取れています。
やっぱり忙しい山ね。
黒百合ヒュッテ方面。
天狗の鼻があります。
眼下に広がるのは、雲海。
根石岳方面。
3.ガレ場歩き
しばらく景色を堪能して下山です。
東天狗から、黒百合ヒュッテに向かいます。
結構な急勾配です。下りも大変ですが上りも大変そうです。
すれ違う人に挨拶をしながら下ります。
ちらほらと、可愛らしい高山植物を見かけました。
タカネニガナ
コバノコゴメグサ
東天狗から黒百合ヒュッテまではガレ場のオンパレード
樹林帯はありません。
4.本日の昼ごはんは
途中、お昼ご飯スポットがなかなか見つからず。
どうにか場所を見つけて食事タイム。
時間も考えて
サトウのご飯+炒飯の素でささっと調理します。
美味しい!!!
時短料理と言いつつ、ここまで丁重に生卵を運んできた苦労はしっかり報われました。
岩場を下って行くと、ついに「黒百合ヒュッテ」が見えました。
5.黒百合ヒュッテに到着
ここで小休止です。
メンバーたちはビールを一杯。
私は飲めないので観察(笑)
6.沢沿いを歩く
黒百合ヒュッテから唐沢鉱泉に向けて下山開始です。
もう岩場はありません。
再び樹林帯を進みます。
沢沿いを歩く上、最近の雨の影響で滑りやすいことこの上ない。
苔むした岩や丸太の木道に注意を払います。
なぜか、下山というのは長く感じます。
途中からなんとなく疲れてきて、みんなが黙々と下り始めます。
やっとのことで、唐沢鉱泉に到着。
赤い橋を渡ると一気に安心します。
唐沢鉱泉の源泉。
綺麗な色です。
7.終わりに
今回の山登りは、「日帰りだけど、高い山に上りたい!」という気持ちからスタートしました。
八ヶ岳というと1泊しなければいけないイメージでしたが、日帰りでも無事に行って帰ることができました。
最初こそ、樹林帯が長く続き少し退屈だったものの、山頂付近からは岩場が続き、稜線も歩き、アルペンチックな楽しい山旅ができました。
メンバーの中には体力に不安があるという人がいましたが、無事に時間内に下山することができました。
今回は早い時間に出発してゆっくりゆっくり登ったのが良かったかもしれません。
高い山も亀さんペースで歩けば行けることが分かりました。
今後、私の友達とかが山に興味を持ってくれた時に、ここに連れて行くのも楽しそうだな。と思いました。