日本三大急登に挑戦!一泊二日~甲斐駒ケ岳 黒戸尾根~
1泊2日で
「日本三大急登」の一つ
甲斐駒ケ岳 黒戸尾根ピストンに行ってきました。
ここは日帰りする猛者も、トレイルランナーも、多数いますが
私たちは1泊2日です(笑)
天気は残念ながら快晴とはいえず、いつ雨が降ってもおかしくない。
そんな状況の中歩きました。
幸運にも最後まで雨は降らず、無事に下山することができました。
初日
7:30尾白川渓谷駐車場到着
駐車場は約100台程駐車可能
現時点で6割程止まっていたとおもいます。
この駐車場、左右の幅が狭かったため大きい車だと止めるのが少し大変です。
本当にギリギリ!
軽自動車ならスイスイ駐車できそうです。
7:50登山届を提出して出発。
ハニワみたいな顔のやつ。
黒戸尾根は、途中までは尾白川渓谷と同じ道を歩いていきます。
吊り橋から見た川はとても綺麗。さすが日本名水百選です。
透き通っています。川遊びをしている人たちもいました。
10:00延々と樹林帯を歩いていきます。
相方と二人で「ここが日本三大急登??意外とイケるかも(笑)」
と余裕ぶっこいてました。
そう、私たちはまだ知らなかった。
この後に待ち受けるものを…。
11:20ついに、ついに来ました。
かの有名な「刃渡り」です。
鎖も足場もしっかりしています。
この上でジャンプとかしない限り滑落は大丈夫だと思います。
そしてハシゴが続きます。
鎖より、ハシゴの方がキツい気がします。
ずっと続きます。
13:20本日の宿泊地、七丈小屋に到着。
受付のような場所は特になし。
小屋の裏口っぽい扉が開いていたのでそこから
「すみませ~ん!宿泊したいのですが。」と呼びかけ。
すると奥から「第二小屋へ行ってください。」と声が。
小屋の主人に七丈第二小屋に案内されました。
寝具付き素泊まり。
布団は綺麗に整えられていました。毛布は1人1枚ずつでそれ以上は有料。
なんと、枕はアリマセンでした。
自炊は外で。との事でした。
第二小屋の外には屋根のついた自炊場があります。
そこからは鳳凰三山の絶景がみれます。
ガスがとれた瞬間、慌てて撮影。
ディナーはチャーハンです。
熱したフライパンにオリーブオイルを入れます。
サトウのご飯を入れます。卵を入れます。炒飯の素を入れます。コーンを入れます。
完成。
美味しい!!
自炊場には他の登山客も集まり、皆で飲みながらワイワイお話しました。
山へ行くといろんな人と話せるから楽しいです。
忙しくてなかなか山に行けない人も居るそうです。
私が毎週山へ行っていると話したら羨ましいと言われました。
幸運にも、私には今時間があります。今のうちに行けるだけ行っておこうと、決心しました。
ちなみにトイレは4つ程あった気がします。
ご主人が毎朝掃除しているようで、綺麗なトイレでした。
水も枯渇はしておらず、ペットボトルに汲ませてもらいました。
夜は19:00消灯。
翌日に備えて眠ります。
それにしても隣のいびきがうるさい(笑)
耳栓を持ってきてよかった…。
翌日は、4:00に小屋を出発します。
早々に樹林帯を抜けて、御来迎場から、ご来光を見る作戦でしたが、残念ながら雲が多くて見れず。さっさと頂上へ行くことにしました。
ちなみに御来迎場から見上げる甲斐駒ケ岳は最高。めちゃくちゃ格好良い。
さすが南アルプスのプリンス。
途中には、勇者の剣も刺さっています。
抜いたら世界を救わなければいけないのか…。
やっぱり甲斐駒かっこいい!
山頂付近の急登です。
登りは大丈夫でしたが、下りでは気をつけなければいけません。足を滑らせたら…。
アブナイです。
6:10ついに、山頂に到着しました!
とにかく、風が強い!!!強風です。
看板のみの写真撮るの忘れてました。
中央アルプスの山々。先月、将棋頭から南駒まで縦走しましたが、ちょっとどれがどれだか分からないです…。
ネットを駆使して中央アルプスの山座同定してみました。
多分あっているハズ。
空木の右側、木曽殿小屋のある鞍部はガクッと落ちていて分かりやすい気がします。
肝心の木曽駒ケ岳はよく分からず。
付近に中岳やら将棋頭やら伊那前岳やらあってヤヤコシイのです!
こちらは北アルプス。まだ未踏の地です。
御嶽山。
鋸岳。
富士山!と、手前に鳳凰三山。地蔵岳のオベリスクがはっきりと分かります。
こちらは八ヶ岳連峰です。
岩陰の風の当たらない所で朝食タイムです。
パスタに小分け袋のツナマヨを混ぜていただく。
標高が高いからなのか?パスタが固かったです。
次は低山ハイキングの時にいただこうと思います。
7:20名残惜しいですが山頂を出発。
摩利支天。当初は寄る予定でしたが、天候悪化が心配だったのでショートカット。
帰りがけに丸い虹が!!
13:00無事下山しました。
駐車場に戻ると、ファミリーや、子供たちがちらほらいました。
ここの駐車場は、黒戸尾根、尾白川渓谷、日向山、三つの場所の駐車場なので昼過ぎには賑やかになるようです。
☆
今回は、かの有名な黒戸尾根を一泊二日コースで歩きました。
登っている最中は「意外と平気かも」とか思っていましたが
やはり三大急登は侮れない。
翌日、ものすごい筋肉痛に襲われてしまいました(笑)
ここのコースを日帰りする人は本当にすごいと改めて感じます。
体力的な意味ではもちろん。
あとは、あの樹林帯を一日で往復する精神力!
あそこまで長くツマラナイ道もそうそうない。
心身共に鍛えられる黒戸尾根、やはり修行の道か。
私もいつかは日帰りしたい!日帰りかっこいい!とか思っています
しかしそれはまだ遠い話。
とにかく今は体力作りに専念ですね。
絶対チャレンジするぞ。