Wakaの週末ハイキング- 山の歩き方 -

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南アルプス深南部 六呂場山〜不動岳

1泊2日で南アルプス深南部の不動岳へ。

私にとっては2度目の不動岳。不動岳へ続く尾根は360度の大展望。

本当に良い。良すぎる。改めて、山が、深南部が好きになった2日間だった。

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 日 時  2019年12月8日(日)〜9日(月)

山 域  南アルプス深南部 六呂場山(1,747m)、不動岳(2,172m)

目 的  テント泊縦走

 

コース

12月8日(日)

5:15戸中山林道ゲートー5:20矢筈尾根取付きー7:40標高点1,412mー8:15矢筈山ー9:25ジャンクションー10:10六呂場峠ー10:45六呂場山ー12:00標高点1,799mー12:50水場探索(アケ河内源頭部)ー13:30尾根復帰ー13:45鹿ノ平

12月9日(月)

6:30鹿ノ平ー7:25不動岳ー8:10鹿ノ平8:40ー9:20鎌崩ノ頭ー9:50標高点1,863mー10:45標高点1,424mー11:40不動岳登山口ー11:50丸盆岳登山口ー13:5ー戸中山林道ゲート

 

累積標高 (上り)2,706m・(下り)2,702m

人 数  2人

天 気  晴れ

 

 朝、夜明け前より出発。

戸中山林道ゲートよりすぐのところで橋を渡り矢筈尾根に取り付く。

序盤はかなりの急登だ。

足を滑らせないように慎重に高度を稼ぐ。

約2時間半で標高点1,412mまで到着。

ここまでの時間は3時間半程みていたので、予想外に早く到着して一安心。

標高点から矢筈山までは30分程、緩やかに降った後は矢筈山に向かって少しザレている尾根を登って行く。

矢筈尾根の取付きに比べればだいぶ斜度は緩い。

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矢筈山山頂に到着。

この辺りから西に降るルートも存在する。

9:25、ジャンクションに到着。ここから北の尾根へ進めば黒沢山へ登る事が出来る。今回は東へ。

ジャンクションから六呂場峠へのくだりは急傾斜だった。

木の根を掴んだりして慎重に降った。

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耳目は欺かない。判断が欺くのだ。

六呂場山到着。

六呂場山周辺は傾斜があり、慎重に歩くシーンも多いが、計画に比べて大幅に早いスピードで歩く事が出来た。

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黒沢山が見える。

時間があるので、「水場」の確認をする事とした。

アケ河内源頭部。適当に目星をつけて尾根の途中から、薄っすらとある獣道を使いながらトラバースをしていく。

笹が深くまた傾斜も急であるため歩きづらかった。

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予想よりも高い場所にたどり着いてしまったようで、水の流れる音は聞こえるが、水の気配はない。

私はそこで疲れてしまって「待ってる。」とパートナーに言った。

パートナーが一人で沢を降って水場を探しに行ってくれた。

降って10分程で見つけたようで、水を汲んで帰ってきた。

結構勢いよく流れていたようで、枯渇する事はあまりないだろうとの事。

その後はそのまま源頭部を詰めて尾根上に復帰した。

 水場へのアプローチ方法だが、トラバースよりも標高1,950m辺りから源頭部を下降した方が効率が良いように思う。

往復で1時間もあれば汲みに行けるだろう。

もし長期で縦走する事があったら活用したいと思う。

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鹿ノ平まであと少し

13:45いよいよ鹿ノ平に到着した。

今からでも不動岳が往復出来そうなものだったが、鹿ノ平に着いた途端、そんな考えは吹っ飛んでしまった。

早々にテントを設営し、この素晴らしい場所で、まったり・のんびり過ごすことにした。

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日没後は、急激に気温が低下していく。

上空がガスに包まれてすっかりと夜の闇に包まれていく。

あっという間に周辺の葉、自分の荷物に霜が張り付く。水が凍っていく。

 

夜の20時頃、ふと気づくと、ヘッドライトで照らされているかのように周辺が明るくなっていた。

上を見上げて正体が分かった。

さっきまでのガスは跡形も無く、煌々と輝く月に照らされていた。

夜はスリーシーズンシュラフに、厚着をして就寝。

少し寒く、何度か目覚めたが、まぁ眠る事は出来た。

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翌日は5時に起床。

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朝一、朝日岳から大無間山、風イラズの稜線を見にいく。

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6:30、軽身で出発。

放射冷却の効果でクマザサや木々には霜が降りている。

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日の出

日の出を迎える。太陽の光を受け、山々が赤く染まる。

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影不動

立ち枯れの木々には霜が張り付いている。

なんて美しい景色なんだろう。「山頂へ着くのが勿体ない」と思ったのは久々だ。

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振り返ると黒法師岳が

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 ついに不動岳山頂へ到着。

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途端に強い風が吹き付けてきた。

みるみるうちに指の感覚が無くなっていく。

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聖岳と上河内岳だろうか?

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池口岳

写真撮影をして、山頂からはすぐに立ち去る。

名残惜しいが、あまりに寒すぎる。

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黒沢山〜中ノ尾根山〜鶏冠山〜池口岳

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黒沢山

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素晴らしい景色、何度も立ち止まってしまう。

その後、鹿の平のテントを撤収し、鎌崩ノ頭へ向かう。

尾根の脇にある獣道を活用し、極力クマザサに入らないようにしながら進んでいく。

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不動岳、鹿ノ平を振り返る。名残惜しい。

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鎌崩ノ頭

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大根沢山と大無間山。そして富士山。

鎌崩ノ頭より鎌崩尾根へ。戸中山林道に向かって降っていく。

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黒法師岳とバラ谷の頭

尾根の末端辺りからは、作業林道を利用し林道に降り立つ。

長い長い戸中山林道を歩き、無事帰着。

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矢筈山

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矢筈山〜六呂場峠〜六呂場山

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鎌崩ノ頭〜鎌崩〜丸盆岳

【温泉】

近場には無し。浜北区の「あらたまの湯」680円に行った。

リンスインシャンプー有、ドライヤー有。駐車場広く入りやすい。

 

【食料調達】

遠鉄ストア天竜店。21時まで営業。コンビニよりも安いし、品揃え豊富。おすすめ。

サラバンド・・・安曇野のお菓子が何故か売っていた。内緒だけど、某有名なお菓子「雷◯の里」とまるで同じ味。美味しい。

ミニチョコドーナツ・・・パンコーナーに売っている。定価180円。量もあり、なかなか美味しい。他にシュガー、カスタード、粒あん、ホイップなどがある。